2022年11月11日金曜日

新刊の御案内

日本チェンバロ協会の設立10周年を機に、多くのチェンバロ奏者・音楽学者・技術者の協力によって、ついに『チェンバロ大事典』が完成、発刊されました❗️
約500ページという分厚さながら、A5版ソフトカバーのおかげで、ちょっとした時の調べ物にとても使いやすい本に仕上がりました。

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チェンバロやクラヴィコードなど、歴史的な鍵盤楽器に関する大事典。
時代だけではなく、国や地域によっても多種多様な形状や様式を持つチェンバロ属(ヴァージナルやスピネットを含む)、クラヴィコード、そしてピアノフォルテ――このヴァリエーションに富んだ楽器群をとことん知るための一冊。

楽器の仕組みや様式を、豊富な図や写真とともにわかりやすく解説。
チェンバロにかかわった作曲家や音楽家だけでなく曲集や理論書、さらには楽器製造に携わってきた一族や工房も網羅。
演奏法(装飾音の弾き方)や運指、調律、メンテナンスなど、実践で役立つ情報も満載。

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私は、フランスの作曲家の項をいくつか担当しました🤓
手帳が真っ白になった一昨年の春先、近所の散歩以外はほとんど引きこもり、家中の片付けと掃除と、そしてこれの原稿書きで、ただ静かにゆったりと時が過ぎていった日々を思い出します。

企画から完成まで、膨大な作業を続けてこられた編纂委員の方々、本当にお疲れ様でした、ありがとうございました!!

ぜひ多くの音楽関係者、愛好家の方々のお手元に届きますように🌟



🌱 出演情報 更新しました

2022年11月5日土曜日

ひとり琴 八弦 〜御近所物語〜

今年も無事、《ひとり琴》終演しました!
たくさんの御来場と、たくさんの応援、本当にありがとうございました!!

会場のある紀尾井町の名前の由来からヒントを得て作り上げた今回のプログラム、並べてみたら作曲家のしりとりのようになって、せっかくなのでアンコールも、しりとりの続き(ドビュッシー:「ラモーをたたえて」より)を弾いてみました😊

曲の合間にお話ししたいこともたくさんあって、内容を考えては直し、を繰り返して(あれでも)だいぶスリムになったのですが、お客様が興味深く聞いてくださっているのが伝わってきて、とても嬉しかったです。

フランス音楽だけに集中して取り組むのは実は久しぶりで、楽器にも助けてもらいながらなんとか乗り切りましたが、終演後は、例年の倍くらいぐったり…💦
またの挑戦を待ってるぞ、と作曲家たちに言われたような気がするので、またいつか、さらに仲良く御近所さんになれるように、取り組みたいなと思います。

実は珍しいことに、来年のテーマがもう決まっているのです!😳
今度は一気に遡って、500年前のとある出来事にスポットを当ててみるつもりです。
日時や会場はこれからですが、またこのくらいの時期に開催予定ですので、どうぞお楽しみに🍁


2022年11月2日水曜日

当日のお知らせ🐾

いよいよ、4日(金)は《ひとり琴 八弦〜御近所物語〜》です❗️

🌿 15:00開演(14:30開場&当日券販売開始):残席僅少
🌙 19:00開演(18:30開場&当日券販売開始):余裕あり

全席自由3,500円 学生2,500円(要 学生証提示)
於:紀尾井町サロンホール アクセスはこちら

ー プログラム ー

♪ J.C.de シャンボニエール:アルマンド、クラント、シャコンヌ
♪ J.-H.ダングルベール:アルマンド、クラント、サラバンド、シャコンヌ、シャンボニエール氏を偲んで
♪ F.ダジャンクール:モダン、心地良い調和、クープラン

♪ F.クープラン:クープラン、粋、尊大あるいはフォルクレ
♪ A.フォルクレ:クープラン、フォルクレ、ラモー
♪ J.-Ph.ラモー:プレリュード、アルマンド、クラント、サラバンド

途中休憩あり、1時間半ほどのコンサートです。
くつろいでお聴きいただけるよう、いろいろとお話ししながら進めていきます😊

どちらの回も当日券をご用意しますが(15時〜は若干枚数のみ)、19時の方が余裕がありますので、これからチケットをお求めくださる方はぜひ夜の部へ!

 御来場お待ちしております🍁

2022年10月23日日曜日

今年も!

恒例の「がたまリミット」発動しました💦

大学の卒論を書いていた時、これ出せなかったら本当にまずい…と、提出〆切日の1日前をリミットに設定し、日々「がたまリミットまで〇〇日!」とカウントダウンして、なんとか無理やり形にして提出。
よくあれで卒業させてくれたなと、寛容な教授陣には感謝しかありません😅
それ以来、プレッシャーのある何かの折には定期的に登場して発破をかけてくれる、切羽詰まリミット。


そんなわけで、《ひとり琴 八弦〜御近所物語〜》が近づいてきました!

今回はフランスの音楽だけを集めたプログラムということで、フレンチタイプのチェンバロをお借りすることにしました✨
学生時代の大学の楽器と、自宅の楽器を除くと、おそらくこれまで一番長い時間弾かせていただいている、深く上品な音が素晴らしい大好きなチェンバロ。

フォルクレでは低音域の豊かな響き、シャンボニエールでは中音域の温かみ、ダジャンクールでは高音域のきらめき、作曲家のカラーごとに、楽器のいろいろな魅力を引き出せるといいなと思います😊

ひとり琴ならではの、広いホールではなく親密な空間でのひととき、楽器も間近で見て聴いて、生の良い音を体感していただきたいです。
11/4(金)15時〜/19時〜@紀尾井町サロンホール、御来場お待ちしております❣️

🔶 公演詳細はこちら

そして!
先日発売になったCD《親愛なるザクセン人》ハッセ・ヘンデル作品集が、レコード芸術特選盤(2022年11月号)に選ばれました!🎉
少し先ですが、来年3月には発売記念コンサートも予定しております。
どうぞお楽しみに!

2022年10月14日金曜日

食欲の秋@札幌

1ヶ月ぶりに訪れた札幌は、すっかり秋の空気。
季節の移ろいを肌で感じる涼しさにわくわく!なんて気楽なことを、雪国で大きな声では言えないか💦
今年は夏、秋と行けたから、冬も行きたいなぁ、北海道…。

陣内麻友美さんと中原聡章さんのリサイタル、あたたかな雰囲気に包まれて、無事終了しました🎶
札幌在住の演奏家の方々との、新しいご縁ができて、本当に嬉しい日々でした!

プログラム後半の「アポロとダフネ」では舞台上に、とても綺麗な色合いのイラスト(鈴木隆一朗さん)と字幕が映し出され、音楽と共にストーリーを目でも楽しんでいただけた、らしいです。
弾きながら全然見えなかった…😭

旅先で電車に乗るのが好きなので、毎日フリー切符を買って、途中下車したり別方向に足を伸ばしたりしながら、地下鉄でリハに通っていました🐾
数日そうやっていると、方向感覚や土地勘がなんとなくできてきて楽しい。

今回は、行きは羽田から出発、帰りは久しぶりの成田着だったので、空からの景色もまたちょっと違って良かった✈️
どこまでも続く美しい北海道の農地は、いつも感動的だし、大きな虹に見送られ夕陽に輝く富士山のシルエットに迎えてもらえた帰路は、ご褒美のようでした。

ずいぶんと自分を甘やかして、リハ中以外はいつも満腹、、というくらい日々食べ歩いていたので、せっかくだから記録に載せておこう😋


旅の多かった3ヶ月も無事終わり、ほっとしています。
ここからはいよいよ《ひとり琴》に向けてラストスパート❗️
あと20日、しっかり体力をつけ、練習しよう。

15時/19時どちらの回も、まだお席ございます(特に19時の方は余裕あり)。
ぜひお誘い合わせの上、御来場ください✨


🌱 出演情報 更新しました

2022年10月9日日曜日

月桂樹の物語 〜 新譜の御案内

今年4月に録音したCD《親愛なるザクセン人》ハッセ・ヘンデル作品集、いよいよ明日10/10発売です❗️

青木洋也(カウンターテナー)、高橋明日香(リコーダー)、
武澤秀平(チェロ)、瀧井レオナルド(テオルボ)、
山縣万里(チェンバロ)

・収録曲
G.F. ヘンデル:カンタータ「わたしの心は脈打つ」
G.F. ヘンデル:リコーダー・ソナタ ト短調
J.A. ハッセ:カンタータ「美しき人よ、わたしは去る」
伝 G.F. ヘンデル:カッセル・ソナタ第3番 ヘ長調
J.A. ハッセ:リコーダーのためのカンタータ 変ロ長調
J.A. ハッセ:カンタータ「名前」


ヘンデルの有名ソナタから、ハッセの(おそらく日本初録音?!)知られざる名カンタータまで、とても充実の盛り沢山な内容です。
月桂樹をポイントにあしらったCDジャケットが素敵😍
ぜひ多くの方々に聴いていただけますように✨

🌱 参加CDページ 更新しました

そしてもうひとつ、明日10/10は札幌にて、ソプラノ陣内麻友美さん・バリトン中原聡章さんのジョイントリサイタル♪
カンタータ「アポロとダフネ」は、北海道初演だそうです!

キューピッドのいたずらな矢の力により、愛の虜となってしまうアポロと、彼を逃れ月桂樹に姿を変えるダフネ、ヘンデルが描く悲しい恋の物語。
子供の頃ギリシャ神話を読んで以来、とても印象深く心に残っているのが、まさにこのチラシの劇的な美しい場面。

札幌在住のイラストレーター鈴木隆一朗さんによるイラストを、字幕とともにステージ上に映し出しながらのコンサートになるようです。
札幌を拠点に活動されている演奏家の方々と共に、月桂樹に彩られる明日、とても楽しみ💛


🌱 11/4(金)<ひとり琴 八弦 〜御近所物語〜> チケット発売中!!
🌱 出演情報 更新しました

2022年10月1日土曜日

金木犀のしらせ

今年も地元の梨農家さんにて、秋の恵みをたくさん💛
梨は旬が短く、どんどん品種が入れ替わるので、何度か直売所に足を運んで、幸水・豊水・かおり・秋月・新高を食べました。

ものすごい大玉だったから比較でチーバくんを寝かせてみたけど、よくわからないな…😅

この夏の、ひょうの被害が大きかった千葉各地の梨畑でしたが、例年と変わらない美味しさ、安さ、盛況ぶりが嬉しかったです!


🌿 箱根おんがくの森 2022 🌿 配信のお知らせ

( 🌿 箱根の想い出 )
8月に開催された箱根の新しい音楽祭、3日間全12公演のうち、私の出演した3公演(↓)がまもなく配信開始となります。
■ 福澤宏 ヴィオラ・ダ・ガンバ リサイタル 〜森に響く天使マレの音楽〜(ダイジェスト動画はこちら)
■ アート・オブ・バッハ・アンド・八橋検校 〜絹糸とガット弦の出会い(ダイジェスト動画はこちら)
■ バッハ名曲コンサート 〜「音楽の捧げもの」とブランデンブルク協奏曲(ダイジェスト動画はこちら)

配信チケット販売は【10月10日(月・祝)12:00 】まで!
→ 販売ページ teket

・各公演2,000円/全3公演5,000円
・配信期間:10/10(月・祝)12:00 〜 10/26(水)23:30

お問い合わせ:箱根おんがくの森 実行委員会

2022年9月23日金曜日

森に守られて

今年も軽井沢の森の中で、ひたすら音に浸る日々を過ごしてきました🌿
ちょうど台風とまるかぶりだったはずなのに、不思議なほど大雨の日がほとんどなく、少し降っている時も木々が天然の傘になってくれて、しっとりと心地よい4日間でした。

コンサートは久しぶりの夜開催で、開放的な昼とはまた違う良い雰囲気、あたたかく聴いていただけて嬉しかったです☺️
福澤宏さんのガンバを、こういう心地良い響きの空間で堪能できる、親密な軽井沢コルネでのコンサートは、やはり格別。

3日間ノンストップで続いた、ガンバの生徒さんたちのレッスンでは、今年も本当にいろいろな曲を経験できて楽しかったな〜✨
皆さんそれぞれに個性があって、最終日の発表会本番ではその個性がぶわっと増幅されるのが、ご一緒していてとても面白かった!

旋律と通奏低音の2人だけの音楽は、並んで散歩をしているような気持ち。
いろいろお話ししたり、同じ風景に興味を持ったり、たまに一緒に走ったり立ち止まったり、決してどちらかが1人で黙々と歩いて行ってしまうことのない、好奇心と思いやりに満ちた、散歩。
そんな楽しみ方を、皆さんにもっともっと感じていただけたらなぁと思いながら弾いていました🐾

今年もコンソートにまぜていただけたので、良い音のテナーガンバをお借りして、発表会ドキドキでがんばりました💦
水牛の角を使った弓がとっても美しくて、マレの綺麗なコンティヌオ譜と一緒に記念撮影😍

そして、森の道沿いに、雨後に登場するキノコたちを見つけては立ち止まって観察し、大満足のキノコレ🍄

チェンバロとガンバを連日たくさん弾いて、帰ってきた翌日はピアノの仕事、その夜はなぜかオルガンを弾いている夢を見て、今やるべきはやっぱりチェンバロの練習です…

🌱 11/4(金)<ひとり琴 八弦 〜御近所物語〜> チケット発売中!

2022年9月9日金曜日

Purcell Project 2022

ああ、今年も終わってしまいました😢
御来場の皆様、ありがとうございました。

本番の朝、見上げると、しっとりとした曇り空。
なんてパーセルの音楽にふさわしい日だろう、と。
深く息を吸って、オルガンの空気と一体となるように、深く。

秋の兆しに誘われて無性にパーセルを弾きたくなり、大好きなパーセルプロジェクトのメンバーと日々を重ね、コンサートが終わると本当に秋がやってきて、寂しくなって。
今年もそんなふうに、季節が巡ります🍁

1685年に即位したジェームズⅡ世のために作曲された、2曲のオードを取り上げた今回のコンサート。
君主が変わるごとに、その政治観や宗教観に様々な影響を受ける人々、文化、音楽家たち。

なんだかいろいろ大変だったんだな…と、300年以上前の英国王朝のあれこれを考えながらの、このパーセル週間でした。

虹を渡っていかれたエリザベス女王に想いを馳せて、昨日弾いたグラウンドをもう一度、今日も弾こう。

2022年9月3日土曜日

Dialogue @札幌

毎年のように遊びに行っていた大好きな北海道、3年ぶりになってしまいました💦

六花亭札幌本店ふきのとうホールにて、ソプラノ陣内麻友美さん&テノール中嶋克彦さんとのコンサート、無事終演しました!
東京でも披露した、お二人の天国&地獄のセリフ掛け合いの場面では、客席から笑い声も聞こえてきたりして、とても和やかな良い雰囲気に包まれて演奏できました😊

六花亭帯広本店はまなしホールにチェンバロがあった頃、毎週末のリレーコンサートに混ぜていただいて数回弾きに行きましたが、その後、ふきのとうホールで弾くのが実は密かな夢でした。
やっと、叶った。

音響、雰囲気とも本当に素晴らしいホール、全く力むことなく声も楽器も美しく響き、私とほぼ同い年のチェンバロも良く鳴って、弾きがいのある空間でした✨

あたたかく迎え入れ、親身にサポートしてくださった調律の中西さん、ステマネの能智さん、ありがとうございました!
また機会に恵まれますように。

滞在中は毎日のように六花亭喫茶室に通いたいので、ゲネが終わってすぐにのぞいてみたのですが混雑で断念、1階のお店で気になる季節のお菓子を買い込み、ホクホクで楽屋に戻って、ひとり本番前パーティーをしていました😁

結局その後、8月までの夏のお菓子と9月からの秋のお菓子、両方を味わえて、また10月の札幌行きがますます楽しみに♪
(食べてばかりじゃなく、一応10月分のリハもしてきました…@札幌の某お寺)

しっかり栄養補給してきたので、ここから秋シーズン、また元気で頑張ります❗️
まずは9/8、Purcell Project🌟


🌱 11/4(金)<ひとり琴 八弦 〜御近所物語〜> チケット発売中!

🌱 出演情報 更新しました