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| 1/24@マリーコンツェルト |
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| 日々。元気。 |
リハ先のお宅の庭でいただいてきた水仙が次々と花開き、ふとした時にふわぁっと香ってくれて、とても幸せ😌
季節の訪れと移り変わりを知らせてくれる、自然のいろんなことに、感謝を。
続・日々のささやかな楽しみ
リコーダーの山岡重治さんが旅立たれました。
溢れ出るたくさんの想い出を、書いておこうと思います。
平尾リコーダー工房からのお知らせ(2026.1.26)
藝大のチェンバロ科に入り、日々がむしゃらに通奏低音の勉強と経験を積み始めたばかりの頃から、毎年の受験生や留学生たちの入試伴奏とサポートを任せてくださり、定年退職されるまでの長きにわたり本当に多くの縁をつないでくださいました。
こちらはまだたいした経験も技術もない若い学生、信頼して預けるよと言われることで、どれだけの喜びと向上心をもたらしてくださったか。
その懐の深さに今改めて、尽きない感謝をしております。
私はチェンバロ弾きなので、リコーダー製作家としてのお顔を見ることは多くはありませんでしたが、生徒さんのレッスンに同行すると、楽器の不調にすぐ気づいてその場で簡単な調整をされることがよくありました。
昔から楽器づくりや木工、技術に興味津々なので、生徒さんよりも近い距離でじっと作業を見つめ続け、こういうの好きなんだねぇと笑われたり。
平尾重治製作リコーダーを愛し奏で続ける演奏家が日本はもとより世界中にたくさんいて、その楽器はこれからもずっと大切に受け継がれていくことでしょう。
大切な演奏会の共演に幾度もお呼びくださり、CDの録音もご一緒して、その現場でもまた多くの演奏家とのご縁ができました。
上野のお山を挟んで東京藝大と上野学園の2つの大学で教鞭をとっておられた頃、上野学園古楽科の学生さんたちが開催する遊びの会や飲み会に、僕も行くからどう?と誘ってくださって、接点のなかったご近所の音大仲間たちと知り合うことができました。
そうやって、きっと様々なところで様々な出会いを、紡いでくださった方なのだと思います。
ソウルでの演奏会でご一緒し、韓国のリコーダー界でも尊敬され愛され、大歓迎を受けているお姿を目の当たりにしました。
あの時みんなで食べに行ったコムジャンオ、美味しかったな。
お酒がお好きで、外国のビールの話もいろいろしました、楽しかった。
多くは語らないけれど深い眼差しでしっかりと人を見る、真摯であたたかなお人柄、一本の木のようにただ真っ直ぐ立ち、ごく自然に空気が通り抜けるだけという雰囲気で奏でられる、美しい音色。
生徒さんたちには厳しい顔も見せておられたのでしょうけれど、私にとっては、いつもいつも優しい方でした。
最後にお会いしたのは2年前。
また一緒に何かやろうか、と笑顔で言ってくださり、私はそれがとても嬉しくて、ただ待っていたのです。
きっとあの笑顔のまま、旅立たれたのでしょう。
大好きな山岡先生、本当にお疲れ様でした。 どうぞ安らかに。