2019年9月24日火曜日

軽井沢の秋

背の高い落葉松の森が、風に大きくそよいでざわざわと響き、木々の隙間から燃えるような夕焼けの光が差し込む中、鳥たちや秋の虫たちの声に包まれる…清く美しい軽井沢🌿

ヴィオラ・ダ・ガンバ 福澤宏さん門下の皆さんが、この時を楽しみに各地から集まり、個人レッスン・合奏・練習・発表会と、文字どおり朝から晩まで音楽漬けの日々。

今年も、森の中に佇む音楽堂 軽井沢コルネをお借りして、この夢のような場所でチェンバロアシスタントをしてきました。

毎年新たな曲に出会うことができ、また同じ曲でも演奏者が変わると違う音楽が生まれ、何よりも毎日たっぷり通奏低音を弾くことができて、私は幸せ😌
今回は、トリオ〈粋〉in 軽井沢ということで、ヴァイオリンの髙橋奈緒さんにも来ていただき、調律を変えたチェンバロ2台を使ったコンサートもさせていただきました♪

行きは北陸新幹線&しなの鉄道💕
車内の英語放送で知ったのですが、車掌のことを conductor というんですね。
つまり主役に見える運転士はあくまでも player、掌握し指揮しているのは実は、一見脇役に見える車掌。
バロックのアンサンブルにおける通奏低音奏者とおんなじだなぁと、ふむふむホクホクしたのでした😉


🌱 ご予約受付中です!お早めに!
10/20《通奏低音組合アウトリーチ》
11/4《ひとり琴 六弦〜二十四の虹彩》☆ 残席僅少です

2019年9月20日金曜日

つるべおとし

あっという間に夏は過ぎ、9月も後半…いろいろなことがありますが、元気です♪

今週末の三連休は、軽井沢にてコンサートが2つあります🍁
そして来週末は札幌🍄
「夏の避暑地」人気ランキング上位2位を制覇!という感じですが、もう秋になっちゃって、すっかり寒いみたいです…😞

出演情報ページ
に詳細を載せておりますので、ぜひご覧ください!

2019年9月9日月曜日

工房丁稚

このところ、アトリエ響樹の工房に時々おじゃまして、製作中の楽器の部品作りを、目立たないところをほんの少しだけ、手伝わせてもらっています。
なにせ不器用で力もない、何の基礎も技術もない、そんなおじゃま虫によく一工程まかせてくれるな、勇気あるなぁと、変な感心😂

今年は初めて、電動工具を使っての作業!
小学校以来の糸ノコや、ドッキドキのグラインダー(高速回転ヤスリ)、刑事ドラマの気分になっちゃうドリル、安全に気をつけながら楽しくやってます🌟

それにしても、自分で製作現場に入らなければ知ることのなかった、楽器内部の世界、細かな大量の部品とその役割、想像をはるかに超えてひたすらに地道な作業の連続。。
楽器の形になってとりあえずの音が出るまでに、膨大な工程を黙々とこなす日々があるということを、身をもって体感💦
チェンバロは本当に一から十まで手作業&手作り(部品も工具も!)、製作家の気力と忍耐はすごい…!

いろいろな鍵盤楽器の中で、チェンバロは特に、演奏家と製作家・調律師との距離が近く、関係が密な楽器。
そういう楽器に出会い選んだおかげで、演奏だけじゃない、こういう現場も体験できて、良かったなぁとつくづく思います😌

🌱 出演情報 少し更新しました。


2019年9月1日日曜日

想い出の通り路

大学院に在籍している頃から、「ひとにチェンバロを教える」という時間を持ち始めました。
レッスンをしていると、普段は口にしたり思いついたりしないことが奥底から言葉になって現れ出てきたりして、へぇ私ってこんなことを考えながら音楽してたのかぁ…なんて自分に驚くこともたびたび。
レッスン=教える、というのは実はほんの一部で、こちらが気づいたり教わったり見つめ直したりする時間の、なんと多いことか。
本当にありがたいです🍀


そんなご縁を長く紡いでくださっているお一人、菅すみれさんが書き溜めてこられたエッセイが、とても多くの応募の中からただひとり出版社に選ばれて、本になりました!
人生の大先輩である菅さんがレッスンのたびにいろいろと話して聴かせてくださる、奇跡のように輝く素敵なエピソードの数々が、選り抜きの一冊となって、ついに書店に並ぶ…自分のことのように嬉しいです💗
(私も、とあるエピソードの片隅に少しだけ登場します!)

多才な菅さん、あたたかなお人柄の滲み出るすみれの花の表紙絵も、ご自分で描かれています🎶
オンラインショップでは今日から(amazonはこちら)、書店では今月中旬から販売されますので、ぜひ見かけたら手にとってみてくださいね😊

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10/20《通奏低音組合アウトリーチ》
11/4《ひとり琴 六弦〜二十四の虹彩》