2021年7月25日日曜日

《ひとり琴》の御案内

2014年から毎年秋に企画している、チェンバロソロコンサートシリーズ《ひとり琴》
昨年はお休みし、2年ぶり7回目の開催となります!😃


《ひとり琴 七弦 〜Masque〜》

2021年10月25日(月)14時/19時開演 (2回公演・同プログラム)
於:東京オペラシティ 3F 近江楽堂  全席自由 3,500円 学生2,500円

♪ W.バード/鐘、運命、ウォルシンガム
♪ G.ファーナビー/マスク、古いスパニョレッタ
♪ G.ピッキ/バッロ、パッサメッツォとサルタレッロ
♪ J.-H.ダングルベール/組曲、リュリの抒情悲劇アルミードよりパッサカーユ
♪ O.レスピーギ/リュートのための古い歌と舞曲より

・曲目は変更する場合がございます
・東京古典楽器センターでのチケット取り扱いは8月下旬からとなります
・客席数を大幅に減らして開催いたします
・当日 会場内での御歓談はお控えいただき マスク着用や消毒の御協力をお願いします

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今回のテーマは、この1年半、常にそばにあって苦楽を共にしてきた、マスク。
「覆い隠すもの/仮面」という本来の意味に立ち返り、シェイクスピア時代の仮面劇・芝居に関わる音楽、そこから派生して舞踏会や舞台での踊りの音楽などをお届けします🎶


たくさんの御来場をお待ちしております!

2021年7月14日水曜日

合唱団と 夏

昨年の春先から苦難の連続だった、多くの合唱団。
練習の長い中止や延期を乗り越えて、この夏に1年越しの情熱を実らせる団が、身近にたくさんあります。










🔷横浜シティ合唱団は、ハイドン《天地創造》を練習してきました。
7/9に「コロナ禍における特別演奏会」として、プロのオケ&歌手と共に、コンサートホールで無観客のコンサートを開催。
無観客でも美しいチラシとチケットが団員用に作成され、本番は歌えることに深い感謝を覚えた時間になったと伺って、胸が熱くなりました。
来年は創立30周年、モーツァルト《レクイエム》を共に演奏してくださる方を募集中!

🔷 オルフ祝祭合唱団は、モーツァルト《魔笛》を練習してきました。
ピンチヒッターで伴奏に伺った時に知った、本来の合唱部分だけでなく、通常はキャストが演じる3人の侍女・童子を合唱で歌うという斬新なアイデア。
これが7/11のコンサートで素晴らしい効果を生み、とても良い舞台を観せてくださいました。
来年のオルフ《カルミナ・ブラーナ》が最終公演とのこと(参加者募集中)、この団の一ファンとしても寂しいことですが、集大成の熱演を楽しみにしております!

🔷 プラチナ★シンガーズは、ブラームス《ドイツ・レクイエム》を練習中。
一昨年の5月から始まった練習が、昨年は半年の中断を余儀なくされました。
その後、曲数を絞り、本番の共演をフルオケからピアノ2台&大オルガンに変更、まさに一曲集中で、9/1に向けて練習を重ね、気持ちを高めているところ。
練習の伴奏ピアニスト2人で、そのまま本番までご一緒します。
しかし東京芸術劇場の大舞台でフルコンを弾く日が来るとは…
ドキドキしながら、頑張って準備中!

🔷 メサイア・フェスティバル・クワイアは、ヘンデル《メサイア》を練習中。
たくさんの情熱を抱いて結団し、第1回の公演を無事終え、昨年2月からいよいよ第2回公演に向けて練習を開始しようとした矢先に、世の中が変わってしまいました。
その後、幾度も再開と中断を乗り越えて、地道に真摯に練習を重ね、10/2に本番を迎えます。
こちらも練習の伴奏ピアニスト2人が、チェンバロとオルガンで、本番までご一緒します。
これ以上、大切な音楽の場を壊させない、絶対に良い形で本番を成功させたい、そう思っています。


合唱団という大好きな場所、大好きな人々に想いを馳せる、夏です。

2021年7月3日土曜日

Membra Jesu nostri

ガンバメンバー
この曲の演奏機会が巡ってきたら万難を排して参加したい!と思っている曲、はたくさんありますが、その中でも大きな存在のひとつ、ブクステフーデの《Membra Jesu nostri/私たちのイエスのお身体》。

歌も旋律楽器も通奏低音も、全てのラインが、シンプルなのに極上の美しさ、心を奪われる音世界。
シンプルだからこそ、通奏低音の和音の選び方や作り方で色合いを変化させていく楽しみも大きい音楽。

そして、バッハを虜にしたオルガニストのブクステフーデが、きっととても大切に考えていた(たぶん大好きだった)楽器が、ヴィオラ・ダ・ガンバ。
イエス・キリストの身体の部位を、ひとつひとつ慈しむように紡いでいくMembraで、唯一目に見えない「心」の曲をガンバ5声に預けたことに、その特別さを感じます。

終演後に全員で

今回思いがけずお声をかけていただき、アルト・ガンバで参加することができました。
「心」の片隅の一部に加われて、大雨のなか集まってくださった満員のお客様とご一緒でき、とても幸せな一夜となりました😌


Duo Marisのパートナー、ソプラノの望月万里亜さんが中心となって旗揚げしたブクステフーデ演奏グループ、今後も活動を続けていくとのことで、グループ名を公募中だそうです → 🎶