2021年7月3日土曜日

Membra Jesu nostri

ガンバメンバー
この曲の演奏機会が巡ってきたら万難を排して参加したい!と思っている曲、はたくさんありますが、その中でも大きな存在のひとつ、ブクステフーデの《Membra Jesu nostri/私たちのイエスのお身体》。

歌も旋律楽器も通奏低音も、全てのラインが、シンプルなのに極上の美しさ、心を奪われる音世界。
シンプルだからこそ、通奏低音の和音の選び方や作り方で色合いを変化させていく楽しみも大きい音楽。

そして、バッハを虜にしたオルガニストのブクステフーデが、きっととても大切に考えていた(たぶん大好きだった)楽器が、ヴィオラ・ダ・ガンバ。
イエス・キリストの身体の部位を、ひとつひとつ慈しむように紡いでいくMembraで、唯一目に見えない「心」の曲をガンバ5声に預けたことに、その特別さを感じます。

終演後に全員で

今回思いがけずお声をかけていただき、アルト・ガンバで参加することができました。
「心」の片隅の一部に加われて、大雨のなか集まってくださった満員のお客様とご一緒でき、とても幸せな一夜となりました😌


Duo Marisのパートナー、ソプラノの望月万里亜さんが中心となって旗揚げしたブクステフーデ演奏グループ、今後も活動を続けていくとのことで、グループ名を公募中だそうです → 🎶