2021年7月14日水曜日

合唱団と 夏

昨年の春先から苦難の連続だった、多くの合唱団。
練習の長い中止や延期を乗り越えて、この夏に1年越しの情熱を実らせる団が、身近にたくさんあります。










🔷横浜シティ合唱団は、ハイドン《天地創造》を練習してきました。
7/9に「コロナ禍における特別演奏会」として、プロのオケ&歌手と共に、コンサートホールで無観客のコンサートを開催。
無観客でも美しいチラシとチケットが団員用に作成され、本番は歌えることに深い感謝を覚えた時間になったと伺って、胸が熱くなりました。
来年は創立30周年、モーツァルト《レクイエム》を共に演奏してくださる方を募集中!

🔷 オルフ祝祭合唱団は、モーツァルト《魔笛》を練習してきました。
ピンチヒッターで伴奏に伺った時に知った、本来の合唱部分だけでなく、通常はキャストが演じる3人の侍女・童子を合唱で歌うという斬新なアイデア。
これが7/11のコンサートで素晴らしい効果を生み、とても良い舞台を観せてくださいました。
来年のオルフ《カルミナ・ブラーナ》が最終公演とのこと(参加者募集中)、この団の一ファンとしても寂しいことですが、集大成の熱演を楽しみにしております!

🔷 プラチナ★シンガーズは、ブラームス《ドイツ・レクイエム》を練習中。
一昨年の5月から始まった練習が、昨年は半年の中断を余儀なくされました。
その後、曲数を絞り、本番の共演をフルオケからピアノ2台&大オルガンに変更、まさに一曲集中で、9/1に向けて練習を重ね、気持ちを高めているところ。
練習の伴奏ピアニスト2人で、そのまま本番までご一緒します。
しかし東京芸術劇場の大舞台でフルコンを弾く日が来るとは…
ドキドキしながら、頑張って準備中!

🔷 メサイア・フェスティバル・クワイアは、ヘンデル《メサイア》を練習中。
たくさんの情熱を抱いて結団し、第1回の公演を無事終え、昨年2月からいよいよ第2回公演に向けて練習を開始しようとした矢先に、世の中が変わってしまいました。
その後、幾度も再開と中断を乗り越えて、地道に真摯に練習を重ね、10/2に本番を迎えます。
こちらも練習の伴奏ピアニスト2人が、チェンバロとオルガンで、本番までご一緒します。
これ以上、大切な音楽の場を壊させない、絶対に良い形で本番を成功させたい、そう思っています。


合唱団という大好きな場所、大好きな人々に想いを馳せる、夏です。