2025年4月1日火曜日

讃歓志音

3月最後の宵は、母校での集いへ。
東京藝大の古楽科設立から25年、耕し育て実らせてくださった先生方、多くの卒業生たち、そして在学中の現役生たちと、時の経つのを忘れる濃いひとときを。
様々な立場や世代の参加者のお話を聞かせていただいた中でもとりわけ、若い学生たちの真摯な熱い音楽への想いと真っ直ぐな言葉が、透き通る朝露のように心に響いたのでした。

会の様子は師匠のブログにて...🌷 廣澤麻美公式ブログ「A線上のアリア」
そして↓こちらの2つの動画も、もう一度。ぜひご覧ください。
🔸
「バロック期のヴァイオリン、チェロ  オリジナルの響きを求めて」
🔸「ヴィオラ・ダ・ガンバ 〜 眠っていた古楽器が教えてくれたこと」

オルガン、チェロの先輩方と

さかのぼって3月最後の日曜日は、東京バロック・スコラーズの皆さんとマタイ受難曲でした。

久しぶりのマタイ、今回はチェンバロで、しかもコラール以外の全ての曲を弾きっぱなしというハードさ(経験者なら分かっていただけるはず…)、最後まで集中力がもつのかとにかく不安が大きかったものの、なんとか無事弾き終えることができてほっとしています😞

さらにさかのぼって今年最初の小旅行。
焼き物大好き、いろいろ国内の産地や窯元を巡っていきたいと常々思っていて、この春は益子へ!

せっかくなので飛び込みでろくろ体験もして、忘れた頃に届くのを楽しみにしているところ🌸
お店をたくさん周り、手にしっとり馴染んだカップをひとつ連れ帰って、毎日幸せな気持ちで使っています。

さあ、今日から4月。
メサイア・フェスティバル・クワイアの今年初練習からスタート♪

2025年3月24日月曜日

ウニ

気づけば1週間以上経ってしまいました。
もうずいぶん長く名古屋とのご縁を繋いでくださっている、フルート片岡博明さんのトラヴェルソリサイタル、この春も無事終演👏
ヴィオラ・ダ・ガンバ福澤宏さん、ヴァイオリン高岸卓人さんと共に、テレマン三昧でした。

前日入りして早速、大都会名古屋のすさまじい人混みに心折れながらも、リハ前になんとかきしめんだけは食べてきました。
新幹線で2時間かからないのに、出汁や味噌の違いに、文化の圧倒的違いを改めて実感。

2年ぶりに弾かせていただいた安達正浩さん製作の美麗チェンバロ、豊かな鳴りを存分に堪能して、手も耳も眼も幸せいっぱい✨
チェンバロ製作大国の日本、行く先々でいろいろな楽器との出逢いや再会があり、その造り手さんと直接お会いしてお話できることが多い、チェンバロ弾きならではのこのありがたさ、噛み締めます。

来週末のマタイに向けてリハが始まっていますが、合間に明日から少しだけ弾丸小旅行へ(昨夜決めた)。
天気が良すぎるくらい良いみたいですね、桜もそろそろだし。
玄関の扉を開けたその瞬間から花粉が来襲して、トゲトゲ花粉を全身にまとったウニ人間だ〜とぼんやりした頭で考えながら日々やり過ごしているところです…⛭⛭⛭

🌸 出演情報 更新しました

2025年3月13日木曜日

春の吉報

無事受け取ってほっと。
さて、明日から2年ぶりの名古屋へ🐾

2025年2月28日金曜日

・。봄 。・








日頃なかなかお会いできない方やお久しぶりの方との邂逅、音楽の時間を、いつもとは違う様々な場所で過ごすことができた、楽しかった2月が終わろうとしています。
初めましてのチェンバロにも出会えたし、ピアノの日も、キーボードの日も、どの日も良かった。
そして明日、3月1日10時から、日本チェンバロ協会主催「チェンバロの日!2025」のチケット販売が始まります❗️

年に一度のこの大イベントは2012年から毎年、新緑の美しい季節に世田谷区の松本記念音楽迎賓館で開催してきましたが、今年は5月5日(月・祝)午後、浜離宮朝日ホールにて開催。
半日で5つのコンサートに加え、たくさんの楽器展示・物販・体験コーナーも!
私は裏方で潜入予定です😉

多くのチェンバロ好き、音楽好きな方々が訪れてくださいますように。
詳しくは、↓特設ページをご覧ください♪
🔷 チェンバロの日!2025 🔷

余談。
鍵盤弾きはひとつの現場に多くても2人、何か特別な催しでもない限り、なかなか集合することがありません。
チェンバロ協会のこのイベントのおかげで、嬉しい再会や新たな出会いが毎年一度は必ず訪れる、ありがたさ。
今年も楽しみです!


🌱 出演情報 更新しました

2025年2月17日月曜日

...휴...

コンサートは日常でありながら非日常なので、本番のない今月はとても穏和。
このところヒヨドリたちのサラダバーとなっていた我が家のベランダ、チビ万両の実はきれいに完食され、チビ梅の枝先には季節先取りの新芽が。
リハに伺ったお宅の庭先には名残惜しい最後の蝋梅、出先の街角ではついに今年初の沈丁花の香りを捕捉☺️

@アトリエ響樹

仕事のない日、音律講座の準備手伝いという名目で久しぶりに工房へおじゃまし、役得でマンツーマン講義を受けたり。
演奏家にも(特に古楽関係だと)こういう分野が得意な人、好きな人もたくさんいらっしゃるけれど、私は出来が悪い。
苦手意識を完全になくすのは難しくても、時々少しだけでもアハ体験があれば良いか…という及び腰。。


春以降のコンサートの準備も始まり、サッカーも開幕、野球もまもなく🌸
最近弾いていて、2が入る和音(246とか25とか247とか)がとりわけ心に響くのは、開花目前のこの穏やかでムズムズとした季節ならではか、もともとの性格か。
うまく、滑り出したいところ。


🌱 出演情報 更新しました

2025年1月21日火曜日

おすすめ動画のお知らせ

ベランダの小さな梅の木、春のような陽射しに誘われてあっという間に満開。
ここ数日どうやら鳥が食べにきているらしい痕跡、メジロだったら嬉しいなと見張っていたら、ヒヨドリでした。
ヒーヨちゃんは小鳥を追い散らすし食べ散らかすし、ちぇっと思いつつ、それでもやっぱり可愛いのです😌

 ーーー
さて、東京藝術大学のデジタルツインというページで、新たに古楽関連の動画が公開されました。

今年度で古楽科教員の任期を終えられる、ヴァイオリン若松夏美さん&チェロ鈴木秀美さん、そしてチェンバロ大塚直哉さんのナビゲーションによる、「バロック期のヴァイオリン、チェロ  オリジナルの響きを求めて」
尊敬する大好きなお二人の演奏と、貴重な面白いお話をこうやって拝見できて、とっても嬉しい!

3年前に公開された、ヴィオラ・ダ・ガンバ福澤宏さんの「ヴィオラ・ダ・ガンバ 〜 眠っていた古楽器が教えてくれたこと」、そしてお隣オルガン科の「悠久の響き パイプオルガンの世界 〜 東京藝術大学奏楽堂ガルニエ・オルガン(1999)」とあわせて、どうぞお楽しみください🎶

2025年1月13日月曜日

螺旋 天へ

横浜シティ合唱団のメサイア、終演。
1年3ヶ月という長い練習期間、有名曲だからこそ真剣に、新鮮に、熱心に取り組んで迎えた本番でした。
週に一度の集まりを紡いでいく中で、嬉しいことも楽しいことも悲しいこともいろいろあって、そんな気持ちをそれぞれの心で共有してきた全員での、本番。
練習初日の音出しから演奏会最後の一音までご一緒できて、無事終えられて、ほっとしています😌

シティはいつも本番後すぐに次の練習が始まる元気な合唱団!
来年5月の次回演奏会に向けて、メンデルスゾーン「最初のワルプルギスの夜」&交響曲2番「讃歌」の2曲に取り組みます。
どちらも私は新曲…譜読み頑張らねば💦

→ 団員募集ページはこちら!

そういえば年明けの仕事始めの日に電車で、今年は駅では階段を使おう!と目標を立て、ものの数日できれいに忘れ去り、ぼやっとエスカレーターに乗っていました。
不甲斐なし。

2025年1月5日日曜日

🎍 謹賀新年 🎍

今年もまた1年、共に音楽をしてくれる相棒たちに挨拶を。
寄り添ってくれたり、激励してくれたり、たまに機嫌を損ねていたり、感情豊かな楽器たち。

いつも、現場でたまたま鍵盤楽器を担当しているだけであって、やっていることはただ音楽だ、という気持ちなのですが、こうやって改めて写真を撮ると自分が鍵盤弾きだったことを思い出します…なんのこっちゃですが。


関東海沿いの晴れやかな冬空のもと、気持ち新たに。
どうぞ、良き年となりますよう✨

🌱 出演情報 更新しました

2024年12月29日日曜日

良いお年を!

羽村クリスマスコンサート
無事仕事納めだ〜と家でほっと一息つこうと思ったら、長いこと後回しにしていた(ちょっと面倒だった…)楽譜作りと譜読みの存在を思い出してしまった、静かな年の瀬です。
暇になるといろいろ思い出しちゃうのはなぜなんですかね😟
なんとか、年をまたがないように頑張る。。

今年もおかげさまで、1年を通して様々な場所で、心おきなく演奏をすることができました。
思い出深い出会い、忘れがたいコンサート、またたくさん増えました。
関わってくださった全ての皆様に感謝申し上げます💐

音楽や仕事の面でも、生活や趣味の面でも、一区切りとなるまとめというか答え合わせのような気持ちになることが多かった、2024年。
それがまた、次の一歩へ向かっていくのだろうという確信も。

ゆっくりと、しっかりと、新たな年へ。

🎍 過去の演奏会(2024) 更新しました

2024年12月21日土曜日

冬至のあたたか

開館70周年を迎えた神奈川県立音楽堂にて、なんと57回目となるメサイア、チェンバロで参加させていただきました。
このホールで演奏するのは10年ぶり!
馴染み深い東京文化会館と同じ建築家による歴史ある建物で、質感や佇まいがとても好きです。落ち着く。

約130名からなる合唱団は、なんと1966年の初回からの参加者もいらっしゃった(らしい)一方、うち80名が高校生という、唯一無二の集まり。
ベテランと若者の音楽が一体となって溢れ出したハレルヤは、壮観の一言!

県立音楽堂の照明のおかげで、チェンバロの鍵盤下には綺麗な模様が。
そして本番後は桜木町から少し歩き、みなとみらいの夜景をご褒美に帰路。


その翌日からは、メサイア・フェスティバル・クワイア
前日までとは全く違う演奏者、ピッチ、違う版の楽譜、そしてオルガン担当、もう別の曲を弾いているかのような心持ちで、MFCのメサイアを。

活動開始6年目、第5回のこのコンサートに向けて、今年も春から練習を続けてきました。
残念ながら本番に乗れなかった方も数名いらっしゃいましたが、こうやって今年も無事完走できたことがとても嬉しいです!
最後のアーメンすごかったなぁ…毎年感動を更新する。
皆さんありがとうございました!

来年は12/9の本番に向けて4/1から練習開始、曜日が変わり、毎週火曜の夜@大久保です。
お待ちしております♪ → MFCホームページ


🎄 12/23羽村にて 今年のコンサート納め!