2025年10月8日水曜日

触れる

今日ついに金木犀の香りを捕捉!
嬉しいなぁ、秋が来ましたね😌
夕焼けが美しくて足が止まるし、夜はベランダに椅子を出して、のんびりと月見酒…良い宵。

音楽をやっている(楽譜を読む)人は、電線を見て五線譜を思い出すことがあるのでは。
送電塔があると、電線もいっぱい。
鳥がドに留まってるなぁとか、月がラの音だなぁとか。

とはいえ、楽譜が5線で表されるのが普通になったのは、実はバロック中期辺りからなのです。
写真左の楽譜はイタリアのG.フレスコバルディ(1583-1643)のトッカータで、右手は6線、左手は8線。
右の楽譜はドイツのJ.J.フローベルガー(1616-1667)のトッカータ、こちらは右手は6線、左手が7線。

見慣れないとびっくりしてしまうし、これでパッと弾くのは難しいですよね…私もまだ全然慣れません。
この2曲は今度の《ひとり琴》で演奏しますが、使っているのは現代の五線譜です😅
にしても、フローベルガーの楽譜の飾り文字、本当に手が込んでいて美しい。

記譜法や調性の仕組みがだんだんと規則化・統一化されて、(いわゆるクラシック音楽の)地盤を固めたとも言える、バロック期の音楽の流れを追体験するのは、つくづく面白いなと思う毎日です。

🌟 10月26日《 ひとり琴 十一弦 〜琴線〜 》🌟
おかげさまでチケットが残り少なくなってきました。ぜひお早めにお求めください!


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