2023年8月27日日曜日

晩夏の没頭

とても珍しい親子ヴァージナル!

夜、鈴虫やコオロギの鳴き声が響くようになりました。
気づけば8月も終わり。

今年5月に開催された、日本チェンバロ協会主催「チェンバロの日!2023」での演奏会&講演会、ただいまオンライン配信中です🌿
というお知らせを、配信が始まったらすぐに書こうと思っていたのに、なぜかもう8月も終わり。。

→ 申込ページはこちら♪(9月9日まで)


今週前半は日本フィルにおじゃまして、季節ぴったりなヴィヴァルディの四季〜夏を弾いてきました。
舞台中央に高度な集音マイク?があり、演奏の雰囲気を瞬時にAIが判断して、即興的に変化する映像が舞台上方の大スクリーンに映し出されるという、様々な業界の技術者とアーティストたちの共演でした✨

その翌日からは、いま大注目のオケ、横浜シンフォニエッタに初めて混ぜていただき、4年ぶりにお会いする歴史ある合唱団コーロ・ヌオーヴォの皆様と共に、真夏のメサイア❗️

なにせ率いるのは、あの山田和樹さんということで、もう本当に楽しみで、蓋を開けたらその期待の100倍の驚きと喜びと発見があった、そんな日々になりました。

ヤマカズさんの宇宙を垣間見られたことは、間違いなく今年の宝物のひとつ。
学生時代からずっと弾き続けてきた、ボロボロのメサイアの楽譜も、今や全く新しいものに見える。
すさまじい多次元の音楽体験でした。

オケには、10代の頃からの友人や先輩後輩が何人も乗っていて、時を経てこういう濃い音楽の現場で再会できることがとても嬉しかったです。
信頼と結束の通奏低音グループは、今回対向配置だったオケの最後列をがっつり支えるべく、なんと、ずらっと横一列に!😳
いろいろハプニングもあったけど、全部取っ払って、楽しかったな〜!!


🌱 11/3《ひとり琴 九弦 〜鍵盤万華鏡〜》チケット発売中!
🌱 出演情報 更新しました

2023年8月16日水曜日

旅立ちの夜に

今年も、金盛丸が咲いてくれました。
去年のちょうど今頃、7年目にして初めて開花したので、まさかまた今年も会えるとは。

直径7cmの小さな球体から、いきなり親指くらいの太いつぼみが現れ、毎日にょきにょきと20cmほどまで伸び、ある晩、その先に7〜8cmほどの花がパッと咲く。
次の朝にはもう萎れてしまいます。

とても主張が強くて、美しくて、そして儚い。

大切な人が旅立った日の、静かな闇を照らすような、綺麗な開花でした。

2023年8月3日木曜日

《ひとり琴》の御案内

2014年にスタートしたソロコンサートシリーズ《ひとり琴》、今年は9回目!

九弦のテーマは「鍵盤万華鏡」。
使用楽器は15分割鍵盤のチェンバロ、ひとり琴では初登場です。
同じ音が違う音に変わる、鍵盤上の音階がくるくると様相を変えていく、そんな万華鏡のような魅力をお伝えできれば。

この楽器、お手合わせするのは何年ぶりだろう…。
頭と指の体操、ショートオクターヴもあるし、気合が入ります💦

そして、イタリアの音楽理論家ピエトロ・アーロンが1523年に発表した音律、ミーントーンを、誕生500年を祝して、楽器にまとわせます。

一般的な12分割鍵盤や調律法では成し得ない、音と音の間の彩を探る、鍵盤楽器の限界を超える旅。
今年没後400年を迎えた、イギリスの作曲家ウィリアム・バードの珠玉の作品たちをメインに、古き良き愉しきヴァージナル音楽を奏でます。


🔷 2023年11月3日(金・祝) 13時&16時開演(各20分前開場) 2回公演・同プログラム
全席自由 3,500円(学生2,500円) 於:Gallery 鶉(豊島区目白)
※ チケットは完売しました

♪ J.P.スウェーリンク(1562-1621):
   トッカータ
   半音階のファンタジア
♪ W.バード(c.1543-1623):
   ジョン、今すぐキスして
   セリンジャーの輪舞
   ヒュー・アシュトンの変奏曲
♪ J.ブル(c.1562-1628):
   ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ   他


🔷 ご予約・お問い合わせ:
・勾玉音℃ magatamary@gmail.com
・東京古典楽器センター


楽器のことや曲、チラシのことなど、当日までにまた少しずつ書いていこうかと思っています。
秋の昼下がり、日常の中のささやかな非日常へ、どうぞお立ち寄りください😌

☆ これまでのひとり琴


2023年7月30日日曜日

上州の熱波

群馬交響楽団のコンサート「ザ・モーツァルト」にて、ヴァイオリンコンチェルト5番(1775)にチェンバロを入れていただき、3日間の高崎滞在でした。

前回おじゃました時にも感じたのですが、モーツァルトの人生前半の曲になぜみんなチェンバロを入れないの?と思わせられる、生き生きとした面白さ。
特にこの「トルコ風」のコンチェルトは、緩急くっきりとした1楽章に情感豊かな2楽章、怪しげで少々攻撃的な異国風味たっぷりの3楽章と、チェンバロが得意とする表現、奏法を、通奏低音として存分に生かせる作品。

自由にオケを遊ばせてくださるマエストロ飯森範親さんと、美しい音色と自在なテクニックで魅了するヴァイオリンAylen Pritchinさんと共に、とても豊かなひとときの音楽でした✨


本番日は午前中からホールに入り、24℃ほどの安定した環境で半日過ごし、終わって外に出たら40℃🔥
高崎駅まで5分歩いただけで、サウナで呼吸しているかのような、気道の焼ける感じが…凄まじく熱された空気。。

慌てて新幹線に乗り込み、海沿いの地元で、涼しい風(とは言っても30℃超えなのに、別世界🌿)に誘われ、盆踊りへ。
驚きの気温差、体ぐったり、楽しさいっぱい、充実の一日。


☆ 4月にご一緒した、群馬交響楽団 第587回定期演奏会での、モーツァルト:交響曲第1番第1楽章の演奏が、公式YouTubeチャンネルにて公開されています。
時折シャリシャリっと、チェンバロの音が聴こえる、かも?😅 

2023年7月24日月曜日

夜のシアン

深夜に起きてしまって眠れないとき、楽しみにしているのは外の鳥の鳴き声。
静まりかえった朝3時前後になると決まって鳴き出す鳥がいて、綺麗な高い声が建物に反射して響き、なんとも美しいのです。
 ♪ ソッソッソッ ラーレシッ ♪

何の鳥か知りたくていろいろ調べたものの、まだ分からず…。 
3時から音程完璧で、自分に酔うように歌い続ける時もあれば、1時間くらいかけて不安定な音程とリズムを修正していき、だんだんはまってくる時もあって、とにかく愛おしい。

5時近くなるとクマゼミが鳴き出し、小鳥たちの鳴き声で浄化された澄んだ空気をシャワーかスコールのように洗い流すのを聴いて、はっと我に返ります。
寝なきゃ!と。。

今週後半は3ヶ月ぶりに高崎へ。
前回おじゃました4月末、駅前の温度計は既に32℃だったのですが、、いやはや…😅


🌿 11/3(金・祝)<ひとり琴 九弦> まもなく詳細を発表します!!!

チケット発売中! 当日取り置き承ります→📩

2023年7月11日火曜日

高千穂から浅草へ

数日前に窓辺の江戸風鈴が割れてしまって、そういえばこの風鈴は昔ほおずき市から持ち帰ったものだったなぁ…ちょうど良いし、そうだ久しぶりにほおずき買いに行こう!と浅草へ🏮
7月10日は四万六千日の縁日、すっかり活気が戻り、浅草寺境内には屋台もたくさん出て、いつ来ても楽しい大好きな浅草。

涼やかな風鈴の音色に誘われ鉢植えを買おうと思ったら、わさわさと並んだ枝ものの大きなほおずきにすっかり目を奪われてしまいました。
売り子のお姉さんに伺うと、鉢植えとはまた違う種類で、今年のは特に良い出来、高千穂産ですよ!とのこと。
今まで、浅草で買うほおずきがどこで育ってきたかなんて、考えたこともなかった💦

高千穂というとどこか神秘的なイメージ、遠くの美しい地からはるばる、ありがたいなぁと思いながら、120cm超の枝に手の平いっぱいの大きな袋が15個もついた立派なひと枝をいただきました。

長い枝を時折ひきずりながら、ヨーヨーつり(=がたまりホイホイ)をして、懐かしのかき氷ブルーハワイを食べて、昼からちょっと飲んで、あとは夜まで寄席で笑って、そしてまたちょっと飲んで。
そんな、1/46000の一日。

7/1 ガンバ発表会@聖グレゴリオの家

2023年6月30日金曜日

堀さん週間

この2週間、リハでいろいろな場所へ🐾
弾かせていただいた楽器がたまたま全て、故 堀栄蔵さんの作品でした。

同じ製作家でも、タイプや製作年代によって本当に様々。
音色もタッチも見た目も、そこから生まれる音楽も、またいろいろ。
名工 堀さんの、探究の旅を追体験しているかのような、贅沢な日々。

日本のチェンバロ製作の素晴らしい歴史に想いを馳せながら、行く先々で個性豊かな楽器に出会う、チェンバロならではの一期一会の楽しみを享受するのが、何よりの喜びです。

日本生まれのチェンバロ、日本の長〜い重〜い梅雨も、しっかり乗り切るぞっ!

そして明日7/1は、響きも雰囲気も唯一無二の、東久留米:聖グレゴリオの家
にて、ガンバさんたちとのコンサートです😃
この聴き応え&弾き応え、明日の湿度%を確実に上回る予定。
入場無料、出入り自由で、13:00〜17:00頃です。

🌿
 コンサート情報はこちら

2023年6月24日土曜日

新しい雨靴と。

初めてプロ野球を観に行ってから、今日で80日目🌱
やっぱりスタジアムの空気は格別で、それ以来仕事のない試合日は家で欠かさず観戦するようになったので、ずいぶんルールも分かってきて応援する選手もできて、楽しい毎日😊

運転免許を取ってから、今日で40日目🌱
やっぱり実地訓練は予想だにしないことがいろいろ起こるから、慎重さと同時に、もっと勇気も欲しい。。
早く上手になりたいな…駐車もスムーズにできるようになりたいな…😞

地元の、町(神社)ごとにたくさんある夏祭りも今日が口開け、夕方になると浴衣姿もちらほら🍒
今年は数年ぶりに、盆踊りや花火大会、行きたい!

レッスンをしたり、リハーサルや合唱団に行ったり、いろいろと溜まり続ける考え事をしたりして、夏至の月が過ぎていきます。
梅雨の間は、紫陽花の葉っぱの下で過ごす小さなカタツムリのように、ゆっくりと。

🌿 出演情報 更新しました


2023年6月4日日曜日

祈りの初夏

大好きな紫陽花の季節がやってきました✨

いつもの合唱団に行く道すがら、剪定したとっても大きな紫陽花をたくさんバケツに入れて「ご自由にお持ちください」と書いてあるのを見かけ、帰り道にまだあったらもらって帰ろう!とワクワクしながらピアノを弾いて、結局、持ち帰るためのビニール袋を入手しそびれ、電車だから無理だなぁと後ろ髪を強く引かれながら悲しく帰りました…。

家の近所の、いつも通る小道に咲く綺麗な花(紫陽花かと思いきやオオデマリかと思いきやアナベル)は、咲き始めの薄緑と葉の濃い緑のグラデーションがとても美しく気に入っていたのですが、真っ白になった満開のタイミングで、台風の強風でぶんぶん振り回されたらしく、たくさん折れてしまっていました…悲しいな。

でも植物は強いし、これから梅雨入りして紫陽花もいよいよ本番!
静かな楽しみが続きます。

🌿 5月までピンチヒッターで伺っていた合唱団の練習がひと段落し、6月からはプラチナ★シンガーズの新年度が始まります。
来年7月の第6回演奏会に向けて、新しいお仲間も募集しております。
詳細はこちら。
私も気持ち新たに練習中!(弾き慣れたモツレクも、版が違うと新曲のよう…💦)

🌿 出演情報 更新しました
今年後半はいろいろあります😊
どうぞ楽しみにしていただけますように!

2023年5月21日日曜日

若葉の記録🔰1

少し時間があきました。
5月に入ってから何をしていたかと言うと…一念発起して、運転免許を取るための合宿に行っていました!!

免許を取るなら短期集中&低価格な合宿が良さそうだけど若い子ばっかりかな、気後れするなぁ、、車を運転したい気持ちはあるけど、別に必要に迫られてというわけじゃないからなかなか踏ん切りがつかないし、、でもとりあえず諸々の予定を調整して日数は確保できた、さぁどうしよう😓
優柔不断に決定を先送りしながらネットでいろいろ調べている中で、気持ちを後押ししてくれたのは、私と同世代のアラフォーさんたちが合宿体験記を載せているいくつかのブログでした。
合宿中の、特につらかった前半は、励みにもなりました。

もしかしたら私の体験記も、いま迷っているどこかの誰かのちょっとした助けになるかもしれないし、何よりも自分のための大切な記録ということで、かなり長くなりますが書いてみようと思います🌷




🔰 申し込み〜入校初日

年齢制限があったり割増料金をとったりする教習所が多い中、私の年齢ならぎりぎりOKで、かつ5月は繁忙期から外れて最安期間ということで選んだのは、新潟県の燕市にあるつばめ中央自動車学校。

評判の良い合宿コースは最短14泊15日(普通車AT限定)、建て替えてまだ数年の校舎は綺麗で女性専用の宿舎も快適そうだし、実際に路上に出て運転する教習もこのくらい広々とした地域なら怖くないかも?と。
暑すぎず寒すぎず梅雨前のちょうど良い季節なのも決め手でした、雪国で冬場は超難関の教習になるらしく💦

特典もいっぱいあって、
① 教習がうまく進まず延泊になっても卒業まで増額なしで保障
② 入校前&卒業後の荷物送料を負担してくれる(私は家にある一番大きなスーツケースに必要な物ほぼ全てを入れて送りました/ティッシュ・ハンガー・アメニティ必須!)
③ 新幹線の往復旅費を負担してくれる(つまり東京↔︎燕三条が無料😳)
④ 校舎内のおしゃれカフェで使えるチケット支給(美味しいケーキやドリンクに何度も心救われました…)
⑤ 滞在中いつでも希望の時間に希望の場所へ送迎してくれる(息抜きに外出したい場合とてもありがたい)
⑥ 温泉施設の利用券&クーポン券支給(これ最高でした)
などなど、他にもたくさん、教習所の概念を打ち壊すレベルでサービスたっぷり✨

怖いとか怒られるとかひどいこと言われるとか(笑)教習所にはあまり良いイメージがなかったのですが、申し込み後の確認の電話でもとても丁寧に明るく応対してくださって好感度アップ、少しずつ合宿が楽しみに。

   ・ ・ ・

そしていよいよ当日、時間指定された新幹線に乗って燕三条駅到着、改札前の集合場所に集まってきた参加者は全部で9名。
やっぱり若い子が多いなぁ、でも同世代っぽい人もいるかも?ときょろきょろしながら、送迎車で教習所へ。

到着後の手続きで驚いたのは、宿舎セキュリティの顔認証システムと、校舎で自分の交通系ICカードを最初に登録すると、以降はカードを機械にかざすだけで毎回の教習に必要な原簿(教習記録書類)と配車券(技能教習の予約票みたいなもの)が自動で出てくるという、ハイテクシステム⭐️

教習期間についての詳しい説明と共に、教科書などが支給され、視力聴力検査と写真撮影ののち、宿舎に移動して食堂で昼食。
入校から卒業まで計41食(!)ここの食堂にお世話になったわけですが、作りたての手の込んだ食事はいつも本当に美味しくて、品数も多いしバランスも良く、食堂の方々はいつも「いらっしゃい!」「お疲れ様!」と笑顔で迎えてくださって、アレルギーや好き嫌いなどの細かな要望にもひとりひとり丁寧に対応してくださるし、つらい時期をなんとか乗り切れたのは間違いなく、ここの食事のおかげでした。

宿舎は校舎のドアを出て徒歩20秒くらいの隣の建物なので、教習が終わって3分後には食事をとれるし、自室にも戻れるし、楽で良かった。

部屋には大きなベッドと大きなソファ、教科書とPCを広げてもまだまだスペースのある机と座り心地の良い椅子、収納棚・ハンガーラック・冷蔵庫・テレビ・ポット・バストイレ付き、合宿とはいえ一人の空間がしっかりないときつい人にとっても十分に快適な空間。
大きな窓からは近くの川と遠くの山と、すぐ目の前の国道が見えて、あの車たちの中に私もいずれ入っていくのか…ほんとか…?と毎日眺めていました。
廊下の反対側の部屋は教習所内のコースに面しているようだったので、そちら側だとちょっと心が休まらなかったかもしれません😅

   ・ ・ ・

少し休憩してから再び校舎へ。
初日は学科教習2コマと技能教習2コマ、ここから1週間(第一段階)はだいたいこのペースで進んでいく。
教習の合間に適性検査という、ひたすら同じ図形を(ものすごく煽られながら)書いたり簡単な算数問題を大量に解いたり心理テストのような設問に答えたり、という時間がありました。
性格や行動パターン、つまり運転の傾向がこれであぶり出されるらしく、教習を担当する先生方はこの検査の結果によって教え方を変えるのだとか…。

技能1コマ目はシミュレーターで運転体験、ゲームセンターみたい。
加減も何も分からず、とりあえずアクセルとかいう名前のついたペダルをぐーっと踏み込んでみる。
最後に担当の先生が「さっき100km/h超えてた人が2人いました、実際の運転では気をつけましょうね♪」と…たぶんそのうちの1人は私。

そしてなんと次のコマでいきなり実車に!😱
先生が私の原簿(のたぶん年齢)を見て、「免許とるの初めて?それじゃちゃんと教えなきゃなぁ」って、当たり前だよ!ちゃんと教えて!
その後の記憶はほぼないですが、多分10km/hくらいで場内コースをたら〜っと回ったのかなと思います。。

そんなこんなで、新しい世界に飛び込んだ初日はわりと楽しく終わったのでした。