2025年5月9日金曜日

チェンバロの日!

短時間で3台同時調律!
毎年同じ季節に巡ってくるイベントやコンサートは、その四季折々の風景と記憶が結びついていることが多く、柔らかく晴れた青空と鮮やかな新緑、といえば「チェンバロの日!」なのです🌿

2012年の初回からずっと、松本記念音楽迎賓館という美しい邸宅をお借りしての開催でしたが、今年は浜離宮朝日ホール!

5月5日、12時に開場してから19時過ぎに全てのプログラムを終えるまで、300人以上のお客様をお迎えし、楽器3台が並んだステージで5人のチェンバリストによるコンサート、ロビーには試奏可能な多種多様な8台、楽譜・CD・グッズの販売に加え、ペーパークラフトのチェンバロ作り体験も。
いろいろな楽しみ方が準備されていて、子供から大人まで、きっと皆様に満喫していただけたことと思います🌼

日本チェンバロ協会のすごいところ、それは中核の運営スタッフが皆チェンバリストだということ。
この大きなイベントを企画し、長期間、多岐にわたる細やかな準備をひたすら重ね、当日の会場でお客様をお迎えし、楽器製作家・調律師・ホールスタッフの方々の協力を得てスムーズに無事イベントを締めくくったのは、企画運営のプロではなく、チェンバリストたちなのです。
すごい。本当に。心から尊敬します。

開催前日はホール内の別室でリハと細かな作業があると耳にし、楽器運びとか何かちょっとしたこと手伝えるかなぁ…と顔を出して、そのまま当日も一日中、袖やロビーをうろうろしていました🐾
膨大な準備もほぼ仕上げの段階で、ちゃっかり美味しいとこどりの参加をさせていただいた、にわか裏方。
お気楽な感じで申し訳ないなと思いつつも、とっても楽しい2日間でした!

緑豊かな邸宅から都心のホールに場所が移ったので、景色の記憶から季節がなくなってしまうかなと思いきや、ロビーの大きな窓からは空も木々もよく見え、ふと見下ろした中庭にはちょろちょろっとトカゲ?カナヘビ?が現れたり、ちゃんと素敵だったのです☺️

日本チェンバロ協会のホームページやSNSには、たくさん写真なども載っています。
ぜひご覧いただき、フォローしていただいて、どうぞ次回をお楽しみに!!!