2022年4月30日土曜日

この季節といえば…









昨日から古楽コンクールが始まり、関係の方々が奔走していらっしゃいます。
毎年山梨の甲府で開催されるコンクール(とコンサート・楽器展示会)ですが、今年は府中と立川での開催🍀

私のホームページの、チェンバロが6台ずらっと並んでいる写真は、ちょうど10年前にこのコンクールの本選(の練習時だったかな)で撮ってもらったもの。
日本各地からたくさんの製作家・技術者の方々が楽器と共に集う、年に一度のこの3日間は、勉強中の駆け出しにとって夢のような日々でした☺️

今年も、充実の3日間が、無事終えられますように。

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この季節、どうやら発表会シーズンのようで、週末になるといろいろな門下で行われています。
先週末は、数年前までチェンバロクラスの講師をしていた宮地楽器の、リコーダークラスの先生方にお誘いいただいて、参加してきました🎶
写真は、講師の福岡恵さん、川端りささんと。

発表会のチェンバロ助演が実は大好きで、、熱意あふれる多くの方々と出会い、たくさんの曲を短時間のリハで仕上げて信頼関係を築き、緊張感たっぷりの本番をご一緒する、という過程に、燃えます😍
本番後に皆さんが見せてくださる、プレッシャーから解放された最高の笑顔も、大好き。

来週末は、ヴィオラ・ダ・ガンバの発表会@東久留米で、またたくさん弾きます!
普通のコンサートでは実現し得ない、幅広いプログラム、様々な楽器、出演者ごとの個性、お楽しみいただけるのではと思います。
どなたでもお入りいただけますので、ぜひ🌟

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そしてもうひとつ、この季節といえば、『チェンバロの日』。
日本チェンバロ協会は創立10周年、新緑の季節のこのイベントも恒例となりました。
今年は5月21・22日の開催@世田谷区 松本記念音楽迎賓館。

良い季節の、素敵な催しです、皆様ぜひ🌿

2022年4月17日日曜日

もくろみ🌷

晴れた休日、柏のチューリップ畑へ!
鮮やかな色の洪水に圧倒され、時折、隣に広がる新緑の原っぱで目を休めては、また満開の春を堪能✨

この広大な畑に球根をひとつひとつ手で植えた方々は、無事こうやって綺麗に咲いて、みんなが笑顔で散策するのを見て、きっとすごく嬉しいだろうなぁと、なんだか胸が熱くなりました。。

数日後にリハでおじゃましたスタジオでは、チェンバロの響板にチューリップが…😍

来月13日のコンサート@船橋のリハも開始。
「千葉ゆかりの音楽家」だけで構成するアンサンブルで、しかも千葉で公演開催というのは初めてで、とても嬉しいです🎶

何かが動き出す時というのは重なるもので、年内から来年にかけていくつか新しく、楽しみな本番が決まったり、計画を始めたり。
そして、今年の《ひとり琴》についても、まもなくお知らせできそうです!

焦っても仕方ない、なるようになる、でも着実に、そんな気持ちで春を歩いているところです🐾

🌱 出演情報 更新しました

2022年4月8日金曜日

レコーディング終了!


4年ぶり、CDのための3日間にわたる録音を無事終えて、ほっと一息。

カウンターテナー/青木洋也さん&リコーダー/高橋明日香さんによる企画(ご夫婦でのCD共演はなんと初めてとのこと!😳)に参加させていただきました。
通奏低音は、長いお付き合いで心から信頼するチェロ/武澤秀平さん、そして待望の初共演、テオルボ/瀧井レオナルドさん。

こだわりの選曲、難曲も多く、何度も弾いて、聴いては相談し、また何度も弾いて、みんなでアイデアを出し合い励まし合いながら、頑張りました❗️

CDとなって音として聴こえてくるものはもちろん私たちの演奏ですが、その裏側には、長時間にわたる極度の集中が続く現場で、効率良く正確に、かつ演奏家のやる気を削がないように気遣いながらディレクションをし続けてくださる、音をまとめるプロである録音技師さん(録音後は大量の編集作業も😣💦)、私たちがとにかく演奏だけに集中できるよう、つきっきりで楽器を常にベストな状態に整えてくださる楽器技術者さん、目と耳のアンテナを緩めることなく、演奏と楽譜を照らし合わせながら修正点を見つけてアドヴァイスを繰り返してくださるスコアチェックのスタッフさんがいらして、その方々のおかげで、レコーディングが成り立ちます。

大変だー疲れたーと大声でこぼしながら弾き続ける私たちの横で、同じくらい疲れているはずなのに笑顔を絶やさず支え続けてくださった皆さんには、本当に感謝しかありません。

年内にはおそらく形になると思いますので、またお知らせします🎶

録音会場の、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールの風景と、先日のHakujuとはまた違う景色を見せてくれた鍵盤下の世界(よく考えたら楽器が違うから当たり前か😅)↓

2022年4月3日日曜日

N響チェンバー・ソロイスツ

18世期半ば、新時代の潮流を輝かしく乗りこなした大バッハの末息子、Johann Christian Bachの作品を取り上げるということで、N響メンバーによるアンサンブルに混ぜていただき、通奏低音を弾いてきました🌟

J.C.Bachの活躍した時代は、ピアノの最初期、つまりチェンバロの晩期。
これまでなかなか弾く機会がなかったのですが、実際に音楽を見てみれば、チェンバロにできることはまだまだある!というかこれはチェンバロの入るべき音楽だ!と確信。

とても刺激的で楽しく、良い経験をさせていただきました😊


いつも素晴らしいスタッフさんが親身に支えてくださる、美しいHakuju Hallでのコンサート。
今日の公演は後日、有料配信があるそうです。
詳細が出ましたら、またお知らせします♪


写真はゲネ風景と、久しぶりに鍵盤下の綺麗な世界。
そして、帰り道の夜桜。 

季節の移ろいは早く、いろいろと翻弄される日々ですが、今夜は大きな美味しいハンバーグをお腹いっぱい食べたので、引き続き頑張れそうです😋