2019年3月30日土曜日

美の陰影

ただほんわか美しいだけではない、どこか刹那的で退廃的で、どこまでも深く響いていく、フランス音楽の魅力。

そんな想いを「美の陰影」というタイトルに込めた、ヴァイオリン髙橋奈緒さんとヴィオラ・ダ・ガンバ福澤宏さんとのトリオ「粋」シリーズ第二弾、おかげさまで満員のお客様をお迎えし、無事終演しました!

またひとつ、幸せな想い出ができました🌸

次はどんな「粋」に出会えるかな…

2019年3月25日月曜日

楽譜のものがたり

横浜シティ合唱団の《マタイ受難曲》、無事終演しました。
たくさんの御来場と御声援、そして素晴らしい共演者の皆様、ありがとうございました!
来年度は4月下旬から練習スタート、メンデルスゾーン《聖パウロ》です♪

今回リハーサルから本番までの3日間を密にご一緒した先輩チェンバリストと、「楽譜の話」をしました。
私たち鍵盤楽器の通奏低音奏者は、基本的にはパート譜ではなくスコアを使い、低音部の旋律に書き足されている(または自分で書き加えた)通奏低音の数字を元に音楽を自分なりに組み上げ、即興的に立体化させて演奏する、という作業をしています。
様々ある中でもとりわけバッハの通奏低音は複雑で、深くて、難しくて、演奏時間3時間の《マタイ》ともなると、これまで勉強し演奏してきた膨大な書き込みに溢れた分厚い自分のスコアはもはやひと財産、何ものにも変えがたい宝物です。
そのスコアを「いつ更新するか」という話。答えはないんですけどね…
もっと大判の見やすい楽譜に早く買い換えたい気持ちもありつつ、購入してから16年間の歴史と思い出と、演奏の助けとなる書き込みが詰まった、年季の入ったスコアを引退させて、真っ新なスコアと対峙する一大決心がつかず…まだ当分は現役でがんばって欲しいです。。

楽譜つながりで、今週の「フランスバロックの粋」の話も。
ご覧のとおりの美しい楽譜を使って演奏します💕
ひとくちに同時代のフランス人の手書き楽譜と言っても、それぞれに独特の雰囲気と個性があって、現代の印刷譜とは違った喜び、インスピレーションを与えてくれます。

おかげさまで残席わずかとなりました、ご予約はお早めにお願いいたします😃

🌱 チケット発売中 🌱

2019年3月29日(金) 19時開演(18時30分開場)
《フランスバロックの粋 〜 美の陰影》

2019年3月17日日曜日

一雨ごとに…

埼玉の入間市博物館で、リコーダー相澤かずみさん&中村友美さん、ヴァイオリン遠藤結子さんと共に、コンサートをさせていただきました♪
興味深く耳を傾けてくださり、最後まであたたかな拍手をお送りくださったお客様に、感謝の気持ちでいっぱいです😊

昨年1月にこのメンバーでコンサートをした日、東京は突然の記録的な大雪で交通網もすっかり麻痺してしまい、それでも楽しみにしていたからと聴きに来てくださったお客様に、精一杯の演奏をお届けしました。
そして今回、当日の入間市の天気予報はなんと、明け方に雪マーク…!
でも日が昇ってみたら、ほとんど雨に降られることもなく、心地よい青空の昼下がりに本番を迎えられたのでした。

朝一番でチェンバロを搬入してから、広い敷地内をのんびり散歩して、たくさんの春に出会えました🌸


🌱 チケット発売中 🌱

2019年3月29日(金) 19時開演(18時30分開場)
《フランスバロックの粋 〜 美の陰影》

ご予約はお早めに!😊

2019年3月10日日曜日

合唱の春🎶

合唱団の練習伴奏のお仕事を始めて、もうすぐ12年目です。
大好きな「歌」と「アンサンブル」を全身で浴びながら、じっくりと時間をかけて音楽づくりをしていく、贅沢な役得。
ピアノを弾くのも楽しい💕
定期的に伺う団、時々ピンチヒッターで伺う団、いろいろな場所で、本当に多くの音楽好きの方々とご縁ができて、それがなにより幸せなこと!

今月は、関わっている2つの合唱団が、1年に一度の本番を迎えます。

 3/21 🌟 プラチナ★シンガーズ 14時30分〜 @東京芸術劇場
 M.デュリュフレ《レクイエム》/ 髙田三郎《水のいのち》

 3/24 🌟 横浜シティ合唱団 14時30分〜 @みなとみらいホール
 J.S.バッハ《マタイ受難曲》

今年度の集大成、一期一会の音楽、どうぞ聴きにいらしてください😆
また、どちらの合唱団も、コンサート後ひと月ほどのお休み期間を設け、次年度の練習がスタートします。
ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
プラチナ★シンガーズ 次年度:J.ブラームス《ドイツ・レクイエム》/ 源田俊一郎 編《ふるさとの四季》
横浜シティ合唱団 次年度:F.メンデルスゾーン《聖パウロ》

そして、今月から活動を開始したのが、メサイア・フェスティバル・クワイア
昨年12月をもって活動を終えたJVC合唱団の意志を継ぎ、自主後継団体として気持ち新たに、今年12月の本番に向けてG.F.ヘンデル《メサイア》を練習していきます。
ホームページも新たに開設され、嬉しい船出です。

もうひとつ、先月盛況のうちに終えた本番の記憶も新しいなか、エルヴィオ・ソーヌスも、今月から新年度が始まりました。
A.ロイド・ウェバー《レクイエム》と、G.F.ヘンデル《デッティンゲン・テ・デウム》という意欲的なプログラムを、1年かけて練習していきます。

そんなわけで、合唱の春❗️


🌱 チケット発売中 🌱

2019年3月29日(金) 19時開演(18時30分開場)
《フランスバロックの粋 〜 美の陰影》

ご予約はお早めに!😊